通常の24N/mmの強度を持つコンクリートでも、「住宅性能表示制度」の耐震等級1(3が一番良い)をクリアしています。そして、耐震等級1は建築基準法の基準と同等で、「数百年に一度発生する地震に対して倒壊、崩壊等しない程度」とされています。同じ考えでいくなら、「数百年耐震」と広告してもよいのでは、と思ってしまいます。私は昔から、建築物の性能は、実験室のデータや数値だけで判断してはならないと身にしみています。
(参考情報)
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いろいろなメーカーのデータを鵜呑みにして設計に採用し、散々騙されたた経験があるからです。データ通りにいかなかった場合、採用した設計者の責任となってペナルティーをしっかり払わされました。建築物は、天候の状態や職人の技術レベルなどによって施工上の誤差がどうしても生じますし、サッシなど工場生産品についても長年、風雨や温度変化、紫外線などの影響を受け、実験室のようにはいきません。ですから、新しい技術や設備機器が出てきても、少なくとも3年は様子を見ていました。広告に使えるからとすぐ飛びつくデベロッパーや設計者もいますが、結構、クレームが発生して対応に困ったりしています。購入者にとっても、ある種の実験台にされたようなもので、迷惑な話です。というわけで、「100年コンクリート」の表示もそう遠くないうちに、消えるのではないかと見ています。