三菱UFJフィナンシャルグループのジャックスは、メガバンクのノンバンク戦略で再編の対象となる可能性を秘めています。ジャックスは54年に函館市で設立され、その後は北海道・東北地域を営業地盤に活動していました。70年代中盤に入って、大手他社と同様に営業エリアを全国に展開してきました。現在でも北海道地区では依然影響力があり、97年に北海道拓殖銀行が破たんした際、他社に比べて低金利の消費者ローンを提供して、地元経済の救済に一役買ったことがありました。現在も、ジャックスのキャッシング金利は18%と、業界では最も低金利です。また、同社は旧三菱銀行と親密な関係にあるだけに、バブル時代の不良債権は少なく、総取扱高に占める各事業部門のバランスが取れているのが特徴です。とはいえ、個品あっ旋分野は主力部門。05年度の中間決算によると、訪問リフォーム業者への社会的批判の高まりを考慮して、リフォーム関連の加盟店の販売方法を見直したり、販売自粛したりしたことで、前年度に比べて僅かながら減少しました。商品別では、二輪車や太陽光発電などの環境商品が好調です。特にジャックスの主力分野のひとつでもあるオートローンは、中古車市場に積極的に参入して収益に貢献しています。
経常収支の赤字はどのようにファイナンスされたのであろうか。各国の経常収支の赤字は、基本的には、各国の民間部門の資本収支の黒字によってファイナンスされた。経常収支の赤字国は、その赤字分に相当する金額を国際金融市場での借り入れや証券の発行によって調達する。他方で、経常収支の黒字国はその黒字分を国際金融市場で赤字国に貸し付けたり、赤字国が発行した証券に運用して金利収入などを得ようとする。このようにして、国際金融市場を通じて、黒字国から赤字国へ資金が融通される。経常収支の赤字国がその赤字をファイナンスするもう一つの手段は、発展途上国のように、IMFや世界銀行から借り入れるという方法であるが、世界全体でみればこの方法によるファイナンスの比率は極めて小さい。
成長性を測るためには、売上高や利益の推移を多年度に亘って把握する方法が一般的に行われています。成長性を測るときには、出来るだけ複数期の実績で把握する必要があり、前年と比べ今年度はどうか、という2期間比較は逆に読み誤ることもあります。単年度決算には、特別な利益や損失といった要因が起こることも少なくないからです。上場企業が作成する有価証券報告書には、過去5年間分の売上高や経常利益、資本額の推移などが掲載されています。企業分析は単期の指標で行うより、他年度に亘る業績推移を見た上で、見極めが必要なものも少なくありません。とくに企業の成長性は、その企業単独の事情でも変化するだけでなく、社会経済的な要因によっても大きく左右されます。単に売上高や利益の単純比較にとどまることなく、業界動向や企業特性をよく把握した上で企業の成長性を見極めなければなりません。